唐突だがナフサについて読者諸兄はどの程度知っているだろうか。
簡単にいってしまえばプラ製品・ゴム製品の主要原料である。そして今の時代にあってプラ製品・ゴム製品は医療現場の主役である。カテーテル・輸液パック・血管へのルートの確保、ありとあらゆる場面で使用されている。この備蓄について日本は4月5日までが確保してある量だという記事がある。(https://www.logi-today.com/929564)
上記の記事中特に注目したいのは、直近数週間で透析用樹脂が不足するという見通しだ。
透析患者は日本全体で34万5000人になる。まさに人命がかかっている状況だ。
よって政府に提案したいのは備蓄石油の優先順位を、文字通り”速やかに”見直すことだ。
そして我々一般消費者にできることを記しておきたい。
1.置き配、宅配BOXの徹底及びまとめ買い(可能なら)
燃料が貴重な今、トラックを2回走らせるのは大きな損失につながる。各戸が置き配、宅配BOXの徹底を行い、可能であればまとめ買いをすることだ。
2.「ナフサ(プラスチック)」の循環防衛
4月5日を前に我々がするべきはプラ製品の奪い合いではなく、既に持っているものを「延命させること」だ。そして使用不能になったものについては徹底した”分別”を行い、再利用に少しでも回すことである。家庭からのプラスチックの回収は都市油田になり得る。
3.「情報のパンデミック」からの防衛
「〇〇がなくなる!」というデマや、買い占め行動は物流計画を大きく狂わせ、場合によっては危機にないものまで危機に陥らせる。ある程度冷静に、しかし備えておくために最大一ヶ月を目安にストックしつつ、残りは他に回すことを心がけるだけで、本当に足りないものが明らかになり、行政や企業も対応しやすくなる。
4.公共交通機関の利用
単純だが車の所有者が公共交通機関の利用を心がければそれだけ燃料の使用量が減る。
特に鉄道は電気で動いており、日本の電力は火力発電、LNGや石炭によるところが大きく、石炭やLNGの主要な輸入先はオーストラリアである。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/03/7dc85f3bc19692d8.html
https://www.ene100.jp/www/wp-content/uploads/zumen/1-2-4.pdf
上記4点を我々が心がけるだけでも意思決定の現場の助けにつながることは重ねて述べておきたい。
今回の危機が去るのがいつになるかはわからない。しかし冷静な行動と官民の協力があればかなりの程度持ちこたえられるはずだ。
兼良筆













